2011年7月8日(金)

昨日はいつ寝たのか覚えていないぐらいぐっすりと寝むれた。8:30頃起床すると、すでに相方の友人の一人、チャォフーは起きていてテレビを見ていた。もう一人の友人チンチン(静静と書いて「チンチン」と読む。念のため。)と相方は爆睡。おーい、起きてよー。
今日は現在いる高雄からさらに南へと行き、ついには台湾の最南端まで行く。そこへ行く手段として当初はバスを考えていたが、
昨日高雄駅前で話しかけてきたタクシーの運転手さんの話を聞くところによると、どうもタクシーの方が安い。そんなわけで南へ向かう手段はタクシーで行くことになった。
タクシーに乗る前に昨日借りたおれんじをバイク屋さんに返す必要があるので、僕と相方は先にホテルを出て高雄駅前のバイク屋さんへおれんじを返しに行く。チャォフーとチンチンはホテルで待機しておいてもらい、僕らが高雄駅前からタクシーに乗って、後から合流することにした。
準備を整え、高雄85ビルのホテルを出発する。ホテル前に停めてあったおれんじに跨り、出発。
高雄駅前に行く前に朝ご飯を食べることに。豆乳と餃子の親戚のような食べ物をいただきます。ここでの朝ご飯は本当に美味しかったなぁ。豆乳なんて普段は全く飲まない僕だけど、朝にぴったりすぎて驚いた。餃子の親戚のような食べ物は、調味料をつけて食べる。んー、こっちも美味い。
台湾は本当に朝ご飯のお店が多い。
昨日の麺のお店もそうだったけれど、朝の空気感の中で食べる台湾での朝ご飯は、すごく良い旅の記憶になっている。
朝ご飯を食べ終え、再びおれんじに跨り高雄駅前を目指す。といっても朝ご飯を食べたお店はもう高雄駅のすぐそばで、おれんじを借りた貸しバイク屋さんもすぐ近くだった。

お店を出発してすぐ、郵政バイクを見かけた。んー、いいなぁ。

おれんじでブブブと高雄駅前までやって来た。そこにある貸しバイク屋さんは昨日と変わらぬ風情で、朝から多くのお客さんにバイクを貸している雰囲気だった。
昨日借りて今日まで旅を共にした「おれんじ」。こいつのお陰で良い思い出がたくさんできました。ありがとう。メーターを確認すると、46251.2km。昨日出発した時は46179.9kmだったので、71.3kmおれんじと旅を共にしたことになる。
おれんじとヘルメットを返却し、相方がタクシーの運転手さんと連絡。バイク屋さんの前まで来てくれるらしい。と、僕はここで「大きいの」がしたくなり、バイク屋さんでトイレを借りた。後から分かったのだけど、トイレに「大きいのはしないでね」と書かれた紙が貼られていたらしい。…し、してしまった…ご、ごめんなさい。
(左)おれんじのメーターを確認。おつかれさま、おれんじ。(右)トイレを借りに、店の奥へ。
トイレを済ませバイク屋さんを出ると、タクシーの運転手さんが待っていた。ここから乗るのはフォルクスワーゲンの車。タクシーというよりマイクロバスのような感じで、僕らは一番後ろの席に座った。ここから高雄85ビルまで行きチャォフーとチンチンを拾う。その後もっと南へ向かう予定だ。
バスより安いから、という理由で今回タクシーを利用したわけだけど、高雄85ビルに寄ってから南の方に向かうと告げると、少し運賃を上げられた。それでもバスよりは安いのだけど。
ブーンと高雄の街をタクシーで走る。やがて、さっき出発した高雄85ビル前に辿り着いた。
チャォフーとチンチンと合流し、タクシーはこれからもっと南へ向かう。僕らは先ほど朝ご飯を食べたけれど、チャォフーとチンチンも朝ご飯を買っていた。タクシーが高速道路のような道に入ると、僕と相方は爆睡。早起きをしたわけではいけれど…なぜだか異様に眠かった。もっと南へ、約3時間ほどだ。
「アンアンアン♪」
と、聞き覚えのあるメロディーで僕は眼を覚ました。そういえば、昨日高雄駅前でタクシーの運転手さんが「タクシーにはカラオケがついてるよ楽しいよ」と言っていたと相方が言っていたのを思い出した。前方を見るとテレビ画面があり、チャオフーとチンチンがカラオケを楽しんでいた。この時初めて「カラオケってこのことか!」と気付き、丁度その頃ドラえもんの曲が流れていた。おかげで眠気も吹き飛び、やがて二人は台湾の歌手の歌を歌い始めた。窓の外を何気なく眺めてみると、海が見える。ああ、大分南の方まできたのだなぁ。車は物凄いスピードだ。
(左)タクシー、目的地に到着。(右)到着後、目に入ったWO・WOW。高雄から2時間半ほど走って、辿り着いたのは恆春という場所。タクシーを降りるとバイク屋さんがあり、ここからはバイクを借りて行動する。バイク屋さんの店先にはWO・WOWが停められていた。
(左)バイク屋さんでバイクを借りる手続きを。(右)店内にはインコが。タクシーの運転手さんに「謝謝」と告げ、バイク屋さんに入って貸しバイクの手続きをする。店内にはインコがいた。「コンニチハ!」とか言うのかな?と思ったけれど、ここは台湾。インコも、何を言っているのか分からなかった。
手続きを終え借りるバイクを選ぶ。店内の隅の方に、レッグシールドが取っ払れた空色のメイトっぽい二輪があり、こいつが良い!と推薦した。メットイン無いからアカン!と否決された。結局借りたのは、僕らは黒いスクーター、チンチンとチャォフーはパープルのスクーター。南の旅は、このスクーター達にお世話になる。
(左)お店の片隅にいた空色のメイトっぽい二輪。(右)借りたスクーター。そんなわけでスクーターに跨り、バイク屋さんを出発。まずは、給油へ。

同い年ぐらいの人に給油してもらって…

今日宿泊する民宿に到着。
給油して、その後今日宿泊する民宿へとやって来た。民宿の前にスクーターを停め、「こんにちはー」とドアを開るとおじさんが一人ソファーで爆睡していた。おじさんは僕らに気付いてすぐに目を覚ましたけれど、そんなゆるやかな雰囲気の台湾が、この旅で何度か感じられて好きだ。
民宿に入るとまるで一般家庭のリビングで、おじさんが寝ていたのも何となく納得。宿泊者はノートに名前や連絡先を記入することになっているので、相方が代表して記入。その後鍵を受け取り、階段を上って2階の部屋へ向かう。
(左)じゃがりこを食べる3人。(右)民宿一階にこの辺りの地図があった。部屋に入ると蒸し暑く、窓を開けるか冷房をつけるかで迷ったけれど、冷房で。涼しくなってきたところでこの先の観光で必要な荷物をまとめたり、これから海に入るとのことだったので僕は少し着替えを。チャオフーとチンチンには、日本から持ってきたじゃがりこを食べてもらった。結局小腹が空いていた僕が一番食べたような気がする。
準備を整え、再び民宿の一階へ。壁に周辺の地図と日の出の時刻が書かれたボードが掲示されていた。地図には台湾の最南端も描かれている。僕らも、これからそこに行く。民宿の人に行ってきますと告げ、民宿を出発した。
民宿を出発。さぁ行くでー。
ブーンと走る。後ろにはチャオフーとチンチンが。
まずは腹ごしらえを。店内がガヤガヤと賑わう飯屋へとやってきた。ここでパワーを充電して、後から思いっきり遊びましょう。
(左)飯屋に入る。赤いTシャツはチンチン。(左)注文したいものを選ぶ。飯屋(という表現でごめんなさい。何屋と言っていいのか分からず、とりあえず飯屋で。)の店内は盛況。たくさんの人が昼食をとっていた。僕らも麺やスープ、炒飯を注文。店内奥の、やたらと古い三菱のエアコンがフル稼働していたのが印象的だった。

昼食を食べ、最初の目的地へ向かう。ちょっと予定を話し合って…

ちょっと狭い道を走って…

煉瓦造りの古い建築物を見て…(これが何だったのかはマジで分からない←相方に要確認)

ブーンと快速道路を駆け抜けて…

わわわわ!海!海が見えてきた!

ビーチに到着した。次は、海を楽しむの巻。
昼食を取った後はひたすら南下。走っていて気持ちの良い道路を駆け抜けて行くと、次第に海が見えてきた。@way The Taiwan Road.-台湾南部編-、次は南シナ海を楽しみます。
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