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@way The Taiwan Road.-32 「またあとで」

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★@way The Taiwan Road. INDEX
[2011/07/04]
@way The Taiwan Road.-旅立ち-
@way The Taiwan Road.-1 「出国、入国」
@way The Taiwan Road.-2 「台北へ」
@way The Taiwan Road.-3 「夜市とビール」
[2011/07/05]
@way The Taiwan Road.-4 「台北101」
@way The Taiwan Road.-5 「台北から台中へ」
[2011/07/06]
@way The Taiwan Road.-6 「お手伝いと、右側通行を駆け抜けて」
@way The Taiwan Road.-7 「一中街の再会」
@way The Taiwan Road.-8 「夜を駆け抜けて」
[2011/07/07]
@way The Taiwan Road.-9 「朝の出会い」
@way The Taiwan Road.-10 「晴天の高雄」
@way The Taiwan Road.-11 「砂糖を運んでいた鉄道-序章-」
@way The Taiwan Road.-12 「台湾糖業博物館」
@way The Taiwan Road.-13 「おれんじの冒険」
@way The Taiwan Road.-14 「瑞豐夜市、食べ歩き」
[2011/07/08]
@way The Taiwan Road.-15 「もっと南へ」
@way The Taiwan Road.-16 「南シナ海と台湾最南端」
@way The Taiwan Road.-17 「海浜の余韻」
@way The Taiwan Road.-18 「墾丁大街と出火」
[2011/07/09]
@way The Taiwan Road.-19 「爆走WISHとよく喋る運転手と日本料理の店」
@way The Taiwan Road.-20 「マンゴー・筍・ハイネケン」
[2011/07/10]
@way The Taiwan Road.-21 「赤い二輪に跨って」
@way The Taiwan Road.-22 「埔里にて、紹興酒」
[2011/07/11]
@way The Taiwan Road.-23 「台湾鉄道の旅 -嘉義へ-」
@way The Taiwan Road.-24 「阿里山への酷道」
@way The Taiwan Road.-25 「森林鐡路のおじさんと番犬ニコ」
[2011/07/12]
@way The Taiwan Road.-26 「無念と興奮」
@way The Taiwan Road.-27 「神木物語」
@way The Taiwan Road.-28 「またね阿里山」
@way The Taiwan Road.-29 「彰化扇形庫」
[2011/07/13]
@way The Taiwan Road.-30 「水餃子の味」
@way The Taiwan Road.-31 「非日常の中の、日常」
[2011/07/14]
@way The Taiwan Road.-32 「またあとで」
@way The Taiwan Road.-Epilogue-


2011年7月14日(木)

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昨夜はほとんど眠れなかった。13日に寝過ぎて全く寝付けないまま起床時刻の4:00を迎えた。目を覚まし部屋の電気を付ける。下の階で眠る相方と相方母はまだ眠っているようで物音ひとつない。僕はとりあえず荷物の最終チェックを。前日に部屋の掃除はしておいた。この旅でお世話になった相方宅3階も今日でお別れだ。荷物をまとめて1階のリビングへ向かう。電気を付けて熱帯魚の水槽で休んでいるゴミを食べる魚、通称ゴミくんにお別れの挨拶を…。なんてことをしていると4:50頃になってようやく相方母が下りてきた。おはようございます。

相方も起きてきて荷物の準備が完了したところで、シャッターを開けて外に出る。まだ外はちょっと明るいぐらいで、外の空気は澄んでいた。相方母が車を出し、僕らの荷物を積む。「僕ら」というのは、今日ここから帰国する僕が持つスーツケースだけでなく、今日ここから社会人生活を始めるため引っ越す相方が持つ荷物もあるからだ。

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(左)車に荷物を積み込む。(右)相方母に駅近くまで送ってもらう。

車に荷物を積み、5:00を少し過ぎたぐらいに相方宅を出発。ここから台中駅近くまで仕事前の相方母に送ってもらい、台中駅前のバス停から台湾桃園国際空港行きのバスに乗る。とうとう台中ともお別れだ。相方の実家がある場所なので、この旅では台湾の日常を大いに満喫できた。何度も通った気がする道路を走る。朝はとにかく車の数が少なく、たまに信号に引っかかるくらいでどんどん進んでいく。

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ふと窓の外を眺めると、朝日が昇ろうとしていた。向こうの空から、朝がやって来ようとしている。今日一日がまた動き出す。@way The Taiwan Road.最後の日、今日僕は日本へ帰国するのだ。

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麺の店

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(左)麺のお店で注文する相方母。(右)受け取った麺とスープ。

5分ほど走って庶民的な麺のお店に到着。このお店は7日も台中から高雄に向かう前に立ち寄ったお店だ。その時は店内で麺を食べたが今日はお持ち帰りで。相方母のポケットから取り出されたシワシワの100元札を僕がお店の人に渡し、麺とスープを受け取り再び車に乗り込む。

車の中でスープが若干こぼれた気がしたがまぁ気のせいだろう。車は台中駅近くで停まり、車から下りて荷物もおろす。ここで相方母は仕事に向かうためお別れだ。握手をして、僕はありがとうございましたと告げた。相方母の車はブーンと仕事場へ向かって走り出し、僕らもスーツケースをゴロゴロと転がしながら台中駅へと向かった。朝のやたらとスクーターや荷車でガヤガヤとしている雰囲気の中、スーツケースをゴロゴロと転がしてするするとその中を抜けて行く。やがて見慣れた台中駅の立派な駅舎が見え、その駅前にあるバス停に辿り着いた。

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バス停に到着すると相方が二人分の空港までのチケットを買ってきてくれた。やや床が濡れたバス停のベンチに腰掛け、先ほど買った(買っていただいた)麺とスープを食べる。相変わらずこの庶民的な味が堪らない。たまに癖のある調味料に出会ったりするがまぁそれも旅先ならではの楽しみであって。喉が渇いたのでバス停の自動販売機でお茶を購入。「黒松」というメーカーのお茶。黒松と聞いたら、剣菱とか白鹿しか出てこない。このお茶の味が中々変わっていた。お茶なんだけどお茶じゃない…みたいな。まぁそれも旅ならではの楽しみってことで…。

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(左)購入したお茶とバスのチケット。(右)やってきた空港行きのバス。

6:00丁度発の台湾桃園国際空港行きのバスがやってきた。緑色のバスの会社…そういや、この日台北から台中に行く時も利用したなぁ。Ubusというネーミングがやたらと印象深い。

空港は第1ターミナルと第2ターミナルとがあり、今回登場するのは第2ターミナルからだ。2つのターミナルでトランクにスーツケースを置く場所が違っていた。それに注意して、運転士さんに「2(あー)」と告げたらちょっと怪訝な顔をされた。発音が可笑しかったかな?

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というわけでバスに乗り込んだ。バスは台中の街を抜けると高速道路に入り、窓の外に流れる景色は、僕が初めて台北から台中までやって来た時に見たような風景に変わっていった。車中ではさきほどの僕の「2(あー)」と発音を相方にいじられたり、音楽を聴いたり。2時間ほど走ると、車内アナウンスが。どうやら空港に到着したようだ。先に到着したターミナルは第2ターミナル。ここで僕らは下りる。

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第2ターミナルに到着。スーツケースを受け取り、いざ空港内へ。…といっても僕が搭乗する飛行機は12:20発。時間はまだまだある。

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空港に入ると奇妙なモニュメントがいくつか置かれていた。そこで記念撮影している人もちょくちょくいるぐらい目立つモニュメントで、僕もちょいと写真を撮った。と、あれ?と思った。何となく見たことのある場所だなーと思ったら、ここは僕は台湾に降り立って入国審査を終えた後に出てきた到着口だった。あの時は出迎えの人がたくさんいてちょっと驚いたけど、今はひっそりとしている。ちょくちょくスーツケースを転がしている人が歩いているぐらい。そうか、僕はここで相方と再会したのだな。

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飛行機の時間までまだまだ時間はあるので、空港内を散歩することに。僕と相方の荷物をカートに乗せて運ぶ。ブレーキが付いていてちょっと操作が面白い。相方は別に飛行機に乗るわけではないけどスーツケースがあるのでまるでkろえから二人で旅行に行くみたいだ。でも、そうではない。途中、見かけた売店で日本にいる台湾の留学生(今回僕にスーツケースを貸してくれた人)とために、お菓子を購入した。また荷物が増えた。

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(左)スーツケースの中身を調整する僕。(右)本屋さんで台湾の道路地図を購入。

飛行機に搭乗する前の懸念事項…といったら大袈裟だけど、荷物の重量は心配だ。今回お土産をたくさんいただいたので結構スーツケースが重い。ちょっと不安だったので、台中の眼鏡屋さんでもらった鞄に服を詰め込み、手荷物にしてスーツケースの重量を少し減らしてみた。多分、大丈夫かな。たまにチェックインカウンター前でスーツケースをおっ開けて荷物を調整している人を見かけるけれど、そんな恥ずかしいことは僕にはできない。そうなる前に調整しておこう。

その後空港内の本屋さんに向かった。何となく台湾の道路地図が欲しいなぁーと思って物色していると、かなり良い感じのものを見つけた。実は前日にコンビニでも地図を探していたのだけど、良い感じのものがなかった。最初その良いと思った地図はビニールで包まれていて中身を確認できなかったけど、相方が店員さんに中身見たいんですが…と頼むと開けてくれた。わわわ、ありがとうございます。これは眺めているだけでも楽しそうな道路地図だ。海外を旅しながら、地図を集めて行くなんて夢のある話だなぁ。

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地図を買い、少しだけCD屋さんも見て次はセブンイレブンへ。相方が小腹が空いたというのでちょっとしたものを買いに行くことに。

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セブンイレブンに行く途中、郵政グッズを販売するお店を見つけた。相方の話によれば、以前まで空港に台湾の郵便バイクが展示されていたらしい。今回の旅でも何度か見かけて萌えた郵便バイク。是非まじまじと見たい!と興奮したが、どこにも見当たらなかったので郵政グッズを販売するお店の店員さんに聞いてみることに。

そこで見かけた、郵便バイクのおもちゃ。た、倒れてる。しかもよく見てみると、チェンジペダル部分が外れていた。相方が店員さんに「郵便バイクの展示ってもうやってないんですか?」と聞いている間、そのお店に並べられている商品を観察。ここって…郵政グッズの店だよね?と疑問を抱くようなおもちゃも置かれていて面白い。

111011-21.jpgさっきの郵便バイクのおもちゃ…ずーっと見てると何だか愛おしく感じてきて、本気で買おうと思った。店員さんによると、非常に安定感が悪くすぐに倒れてしまうらしい。ずっと売れずに可哀そう…だという気持ちで買わないでね、と店員さんに言われて買うのをやめた。ははは、確かにそんな感情で買おうとしていた。

「売れなくても、後々郵政の方が引き取ってくれるからいいのよ。」と店員さんは言っていた。この郵政グッズの販売ブースも今だけで、もうすぐ撤去するらしい。そんなわけで実物の郵便バイクの展示はもう終わっていた。んー、残念。だけど、店員さんが面白い人だった。

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郵政グッズのお店には、こんなものも売っていた。

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面白い店員さんと別れてセブンイレブンへ。お店の前はテーブルがあり、そこで相方が買ってきたものを食べた。先ほど本屋さんで買った道路地図を見て、相方宅の位置の確認や、台湾最南端に行った際のルートなんかを確認。こういうのがまた楽しい。

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ホットドックとコーヒー。僕はあまりお腹は空いていなかったので、ちょっとかじった程度であとは相方が食べた。この後機内食もあるから、大丈夫だろう。ホットドックを食べながら、コーヒーを飲みながら、普通に喋りながら流れて行く時間。ゆったりとした時間、けれどもその時間も限られている。あと少しで、今の近い距離がまた遠くなる。

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そろそろチェックインが始まるだろうってことで、航空会社のカウンターのやってきた。ドキドキしながらスーツケースの重量をチェック…ど、どうだ???

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緊張の瞬間。チェックインカウンターにスーツケースを預ける。

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(左)…うぉ!ギリギリ!ってかちょっと超えた。(右)チケット入手。っしゃ。

スーツケースの重量は、わずかに超えていた。が、何とかOK。パスポートを提示してチケット発行。いやー、よかったよかった。チェックインカウンターの前では若いカップルが大っぴらにスーツケースの調整をしていた。

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もう搭乗する時間まであとわずかだ。搭乗口前のイスに相方と並んで腰かける。たくさんの人が僕らの前を行き来し、搭乗口に入って行く人もいる。航空便の案内掲示板には、僕が登場する便がもうすぐ出発することを示していた。

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普通に…ただ普通に、相方にありがとう、と言おうとした。しかしその言葉が詰まり、目から水が湧き出てきた。気が付くと、相方が鞄から以前僕があげたハンドタオルを取り出していた。

もう本当に行かなくてはいけない時間になった。もう顔には涙はない。スーツケースを転がし、手にはパスポートとチケットを持って搭乗口へ向かった。

「じゃぁ、またあとで」

相方が手を振っている。僕はジャンプをしてそれに応じた。最後に、僕も手を振り返そうとしたけれど、後ろから団体客が押し寄せてきてどんどん進まされる。が、それでも無理矢理搭乗口から顔を出して相方の名前を呼んだ。彼女の笑顔が少し見えた。

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手荷物検査を通過し、出国手続き。その後免税店通りを歩き搭乗ゲートへ向かう。急に一人になり、物凄く心細い。搭乗ゲートに到着すると、イスに腰掛けた。近くで日本人のおじさんが、ビジネスマンな電話をしていた。

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免税店通りで見かけたこの写真、すんげー良い感じ。こんな二人旅、憧れる。

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搭乗ゲートに着き飛行機に乗り込む。女々しいなぁ、と自分でも思うけれど、この時の心境ときたらもう寂しいわ心細いわで。距離が遠くなるというのは、やっぱり辛い。

飛行機に乗り込むと、隣の席は女の人だった。行きはよく喋るおじさんだったのでちょっと安心。僕は窓側の席で、女の人が通路側の席に先に座っていたので、すみませんと言って席に座った。それからしばらく、離陸するまで窓の外を眺めた。空港で働く人たちが、貨物を運ぶ車やゴーカートみたいな車をスイスイ走らせている。関空でも見るような光景だけど、そこでは安全確認なんかがキチンと行われていた。その辺、台湾では中々ラフだった。やがて飛行機のエンジン音が大きくなり、動き出す。加速、離陸。まるでロケットのように、真っすぐに、真上にどんどん上昇していくように感じられる。

そして僕は、台湾という国を出発した。

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離陸して1時間ばかり経つと機内食が運ばれてきた。行きのフライトでビールを飲まなかったことに後悔したので、帰りはきちんとハイネケンをいただいた。

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天空とビール。航空機内でほろ酔いってのも不思議な気分。

現在高度はどのくらいなのだろう。当たり前だけど、もうすっかり窓の外は青空しか広がっていない。やがて母国が見えてきた。淡路島が見え、明石海峡大橋が見え、神戸の港町が見え、近所の甲山が見え…。激しい頭痛に襲われつつも、何とか無事、関西国際空港に到着した。

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無事に、楽しく旅を終えられたことが何よりも嬉しい。関西空港駅から関空快速に乗り、大阪の街を眺める。外には新車のような車がたくさん走っているし、黄色いタクシーは一切走っていない。スクーターの数も少なく、僕は日本に戻ってきたのだなと思い知る。

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帰国し、天気はすごく良かった。大阪駅で地元路線に乗り換える。地元駅に到着し、タクシーに乗って自宅へ向かった。自宅に到着し、ここはる号にただいまと告げ家に入る。その後すぐにパソコンを起動させ、skypeで相方と連絡。相方も台北の親戚の家でとりあえず落ち着いた様子だ。

「またあとで」

さっきまで顔を合わしていて、3時間後の今はskypeで顔を合わしている。遠いようで近く、近いようで遠い距離である。

| @way The Taiwan Road.(11/07/04-14) | 01:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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