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@way The India Road.-2 「クラクションの歓迎」

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■@way The India Road.INDEX

[2011/09/10(Sat)]
@way The India Road.-1 「香港経由」
@way The India Road.-2 「クラクションの歓迎」

[2011/09/11(Sun)]
@way The India Road.-3 「誰かの朝へ」
@way The India Road.-4 「塔と門」
@way The India Road.-5 「赤砂岩の砦」
@way The India Road.-6 「チャンドニー・チョウク」
@way The India Road.-7 「裕福なインド人」
@way The India Road.-8 「軌道上は夕刻へ」

[2011/09/12(Mon)]
@way The India Road.-9 「ヒンドスタン平原の朝」
@way The India Road.-10 「映らぬ水面」
@way The India Road.-11 「物売りの少年」
@way The India Road.-12 「月下、始まる祈り」

[2011/09/13(Tue)]
@way The India Road.-13 「ガンガの夜明け、浮かぶ太陽」
@way The India Road.-14 「路地裏に牛」
@way The India Road.-15 「印象-混沌のベナレス-」
@way The India Road.-16 「人力車の冒険」
@way The India Road.-17 「優しいインド人」

[2011/09/14(Wed)]
@way The India Road.-18 「タージ・マハルを見た日」
@way The India Road.-19 「虹」

[2011/09/15(Thu)]
@way The India Road.-20 「ファテープル・シークリーにて」
@way The India Road.-21 「ピンクシティ」
@way The India Road.-22 「象のタクシー」

[2011/09/16(Fri)]
@way The India Road.-23 「風の宮殿」
@way The India Road.-24 「逆走」

[2011/09/17(Sat)]
@way The India Road.-25 「軌道上の灯」


111020-2.jpg日本時間の19:00を過ぎた辺りに経由地である香港を飛び立った。飛び立ってから20:00頃まで僕は寝ていて、気付いたらシートのテーブルにコーラとお菓子が置いてあった。関西空港を出発した直後も似たようなお菓子が出たっけ。それにしてもスパイシーでとても美味しいお菓子だ。わーい!と思いながらお菓子の袋を開けようとするがめっちゃ開け難い!多分20分ぐらい奮闘した。隣の山本さんは笑っていた。

香港を出発した頃には大分日が暮れかけており、今も外を眺めると薄暗くなっている。日本からインドに向かうということは、時間が戻るということで、そのことが忍び寄る夜から逃げているようにも感じられる。

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僕らが向かう先はまだ薄明るく、そして背後はすっかり夜だ。眼下の分厚い雲は雷雲なのだろうか、時折雷が光っている。

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次第に、次第に夜に追いつかれる。この空の景色を見ながら聞いた音楽や、「道、果てるまで」で読んだ一節を思い出すと、この時見た空の景色を思い出す。

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(L)香港を出発して約3時間後、2度目の機内食が。(R)インド人の男性と絡んだり。

窓の外の景色に色々なことを感じ、そんな景色もすっかり闇に包まれた頃、2度目の機内食が運ばれてきた。香港を出航して約3時間後ぐらいかな。最初の機内食では日本で見かけるヨーグルト等が出てきたけれど、2度目の機内食では日本な感じは一切ない。米粒もより細長くなった気がする。驚いたのは、ヨーグルトが2皿出てきたことだ。へー、インドの人は本当にヨーグルトをよく食べるのだなぁ…と感心しながら山本さんの隣に座るインド人の男性を見てみると、ヨーグルトを2皿とも残していた。人それぞれってことですね。

食後はシートのモニターを見ながらインド人の男性とちょっと話した。話した、と言っても身振り手振り片言の英語で。モニターの航路をチェックしてみると、インドまでようやく半分を過ぎた辺りを今飛んでいるらしかった。ミャンマーの上ぐらいだろうか。途中、まだインド到着には早すぎる頃に、一旦機体が降下気味になった。その時眼下には街の明かりがポツポツと見えるのが確認できた。どこの国だろう。まだ見ぬ国を飛び越えて行く不思議な感覚。空の旅ってやっぱりすごい。

111020-7.jpg機内食の後は読書をしながらコーヒーで食後の一服を。が、この時のカフェイン効果で尿意を催し、食べ終えた機内食を下げてもらった後、山本さん、その隣のインド人の男性を跨いでトイレに行くことに。跨いでごめんなさい。一番窓側の席はこういう時めんどくさい。しかもインド人の男性、この時スヤスヤと眠っていてホント申し訳なかった。

何とか通路に出たものの、通路はアテンダントさんが機内食を下げていて遠回りしたり、トイレから帰る際も機内食をのせるカートに邪魔され、結構苦労した。通路を通れずに、自分の席に帰れず立ち往生するというのは中々恥ずかしい。四苦八苦しながら、何とか自分の席に座った。まぁもう機内でトイレに行くことはないだろう。

日本時間の23:00頃、ついにインドへ入国する際に提示する入国カードが配られた。

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(L)配られた入国カード。(R)地球の歩き方を見ながら記入していく。

入国カードの記入の際、山本さんが事前に購入していた「地球の歩き方-インド-」がとても役に立った。しかも機内でも取り出しやすいよう入国カードの記入例のページを山本さんがコピーしてくれていた。このコピーされたページは、後々僕ら以外の役にも立つこととなる。

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入国カードを記入する際、機内の照明がちょっとだけ書きやすいように切り替えられた。事前にツアー会社からもらっていたトラベルインフォメーションに記載されていた宿泊予定先のホテルの住所を書き込んだり、チェックすべきところにチェックを付け何とか記入完了。次第に機体が降下気味になってきた。眼下には、まだ足を踏み入れたことのない国の明かりが広がっていた。

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(L)日本時間からインド時間に合わせて…(R)さぁ降りよう。

別に僕はこれからユーラシア大陸を横断するわけではないので大変恐縮だけれど、先ほどまで読んでいた「道、果てる前」の一節をここで引用するのであれば…

「シートの下から尻がガツンと突き上げられた。…(中略)。ユーラシア大陸の硬い感触だった。」
(戸井十月著:道、果てるまで 19頁より)

何とか無事、大陸に上陸できたようだ。僕らはインドという国に辿り着いた。

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多くのインド人と日本人旅行者の流れに乗りながら飛行機から降り、インディラ・ガンディー国際空港の長い通路を歩いて行く。関空で一緒だった同い年ぐらいの女性も見かけた。

通路には清掃員のインド人や、5人ぐらいで床に座って雑談しているインド人なんかがいて、あぁここは本当にインドなのだなぁと実感した。

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長ーい通路を歩き切るとエスカレーターがあり、それを下りると入国審査がある。入国審査をさくっと終え、スーツケースを引き取りに行く。

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(L)スーツケースを引き取りに。(R)同じツアー参加者と、迎えの車の乗り場へ。

関空からデリーまで僕らを運んでくれたAI315便。その便名が書かれた場所へ行き、スーツケースを引き取る。意外と早く僕と山本さんの荷物が出てきた。こういうのは大概遅ーくに出てくるのだけど。

スーツケースを引き取りゴロゴロと転がして進んでいくと、両替所があったので関空で両替したドルをインドのルピーに交換した。山本さんは細かいルピーに両替していたので、物凄い札束になっていた。ここの両替で僕は高額紙幣で受け取ったのだけど、山本さんのように細かく両替すべきだったと今は思う。例えば10ルピーなんかは、チップを渡す際に非常によく使う。チップをせがまれて、高額紙幣しかなく困ったことが何度かあった。

両替を終え、次は荷物の検査みたいなのを受けた。「みたいなの」というのは、あまり本気で検査しているようには見えなかったからだ。検査をしている人もいれば、スルーして過ぎて行ってしまう人もいたし、検査の機械も何だか調子がグズグズだ。一応検査を受けたけれど、前に並んでいたインド人の荷物が多すぎて検査がてんてこ舞いになっていて笑った。それにしても、空港で見かけるインド人の荷物が異様に多い。家電なんかの箱をよく見かける。

なんとか自分達の荷物を検査の機械に押し込み、一応X線っぽいのに通してようやくクリア。空港の到着口に辿り着き、そこで待っているはずの現地の係員さんを探す。事前に、その係員さんはツアー会社の看板を持って待っていると聞いているけれど…。どこだろう?と探していると、何やら優しい男性の声でツアー会社の名を呼ぶインド人を発見。あ、この人か!

到着口の出口で数多くの出迎え人が待つ中、ツアー会社のタグを付けたスーツケースを転がす僕らに笑顔で手招きするインド人。この人こそ、この@way The India Road.でお世話になるラムさんだ。ラムさんの隣にいた、イケメンのインド人に興味をそそられるけれど、ラムさんの手招きに僕らは導かれていく。導かれた先には、同じツアー参加者の女性2人が待っていた。僕と山本さんは軽く挨拶。よろしくお願いします。ここでラムさんは他のツアー参加者の到着を待つため再び到着口に向かい、別のインド人の男性の案内で、僕と山本さん、そして女性2人は空港前のロータリーに向かった。

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空港内は空調が効いていて分からなかったけれど、一旦空港を出るとむぅあああああ~っと体に伝わる蒸し暑さに驚いた。とにかく気温が高い。山本さんの汗が一気に吹き出し、ちょっと面白かった。

気温の高さとともに驚いたのは、クラクション鳴りまくりの空港前ロータリー。まるでインドへようこそ!と歓迎されるように、鳴りまくるクラクション。道路に優先も何もないようで、とにかくクラクションを鳴らして進んでいく車達。まだまだ早い気がするけれど、早速カルチャーショックを受けた。

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(L)やって来たイノーバに荷物を積み込み…(R)空港からホテルへ移動。

空港前のロータリーで、空港から今夜宿泊するホテルまでの送迎車を待つ。待っている間、山本さんは汗をかきまくり、女性2人は案内のインド人の男性と記念写真を撮っていた。女性のiPhoneを渡され僕が写真を撮ってあげたので、僕も負けじと女性にインド人の男性との記念写真をお願いした。その写真に写るインド人の男性は、先ほど女性達と撮った時のような笑顔はなく、カメラ目線ですらなかったのが笑えた。

10分ほどクラクションの大合唱を聞きながらロータリーで待っていると、やがて1台のイノーバがやって来た。どうやらこれに乗るらしい。真ん中の席に女性2人と山本さん、一番後ろに僕とスーツケースが乗った。車中は冷房が効いていて涼しい。MT車のイノーバ。今気付いたけれど、右ハンドル・左側通行で日本と同じだ。

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空港からホテルまでは30分ほどらしい。果たして無事にホテルまで辿り着けるのだろうかと不安になるような交通状況。車間距離は短いわ、クラクションは鳴らしまくるわで。車の中に、見たことのないような三輪自動車や、人力車も交って爆走している。二輪も多い。もうてんやわんやだ。

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日本車も結構走っていて、とにかくスズキのスイフトやアルトなんかを良く見かけるし、ヒュンダイやTATAというメーカーの車もブンブン走っていた。また三輪自動車が中々速い。交通状況にびくびくしながらも、興味は尽きなさそうだ。

空港を出てしばらくの間、道路は何車線もあるような直線路だったが、しばらく進むと道路にバンクがあり、スピードを落として通過。そこを抜けると街の中に入って行き、窓の外にはカルチャーショックを受けるような光景が広がっている。同乗した女性の1人が、「道路の真ん中で人が寝てたよ!」と驚いていた。

驚きの連続の中、車はようやく信号に引っかかった。一応信号あるのかーと逆に驚いたその時、窓の外に突如一人の女の子が現れた。道路の真ん中に、僕らの乗る車は信号待ちをしている。そのタイミングを見計らって、旅人に乞ってきたのだろう。助手席に座る案内人の男性は、「無視してください」と言っていた。こんなことってあるのかとかなりショックだったけれど、無視する他ない。ツアー会社の旅程表に添付されていた注意事項に次のようなことが書かれてあった。

「…誰かが乞食にお金を与えているのが知れると、乞食に限らず付近にいる貧しい人が押しかけてきて大騒ぎになることがあります。」

ちなみにその女の子は山本さんのすぐ横の窓の外に現れた。言うまでもなく彼はとても驚いていた。

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HOTEL SUNSTAR RESIDENCY

街中の道路からやがて路地裏のような狭い道路に入り、対向車とのすれ違いもギリギリになってきた頃ホテルに到着。途中、若干立ち往生している車がいたけれど、なんとか到着した。とてもホテルとは思えない建物の外観だったので、車が停車した場所にホテルなんかあるの?と思ったけれど、ちゃんとホテルで安心した。荷物を降ろして、ホテルのロビーへ。

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(L)ロビーでパスポートを預け、そのコピーをとるホテルの人。(R)部屋に到着。

ロビーのイスに腰掛け、インド人の案内人にパスポートを渡してホテルの人がコピーをとる。ロビーにはその作業に使うパソコンが置かれていたが、かなり型の古そうなパソコンだ。そのパソコンのすぐ上に消火器があって、もしパソコン作業中に落ちてきたらどうするんだ?と少し心配になったり。

ロビーで僕ら4人が待っていると、後から到着した参加者4名がホテルに到着した。女性2人組みと、カップルの4名。彼らもパスポートを預け、全てのチェックが終わった後でようやくホテルの部屋の鍵を渡された。結局ホテルの部屋に落ち着いたのは、ホテルに到着してから30分ぐらい経ってからだろうか。ロビーでの待ち時間がえらく長く感じられた。

部屋は2人部屋。スーツケースを部屋まで運んでくれたポーターにチップを払い、ようやく落ち着いた。テレビを付けると、インドのドラマがやっていて、たまに流れるCMの、洗剤のCMがやけに印象的だ。山本さんの持参した変圧器と変換プラグを繋げてデジカメと携帯を充電し、山本さんと順番にシャワーを浴びた。時刻はもう23:00を過ぎている。日本との時差は3時間半だから、今朝は4:00起床の日本は今4:00…ってことはもう24時間起きているのか。どうりで疲れが溜まっているわけだ。さくっと明日の準備を整え、部屋に備え付けてあった有料(後から金をとられる)のスプライトとコーラで山本さんと乾杯してから、寝た。

| @way The India Road.(11/09/10-17) | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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