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@way The Portugal Road.-08 「パンとチーズとオレンジ」

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■@way The Portugal Road.INDEX

@way The Portugal Road.-01 prologue

[2012/03/01(THU)]
@way The Portugal Road.-02 「一人の旅」

[2012/03/02(FRI)]
@way The Portugal Road.-03 「始まる」
@way The Portugal Road.-04 「テージョ川の風と広場の像」
@way The Portugal Road.-05 「グロボ」
@way The Portugal Road.-06 「坂道軌道」

[2012/03/03(SAT)]
@way The Portugal Road.-07 「レスタウラドーレスからメトロに乗って」
@way The Portugal Road.-08 「パンとチーズとオレンジ」


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(L)カルダス・ダ・ライーニャのバスターミナルに到着。(R)バスターミナルを出て、今夜の宿探しへ。

バスはほぼ定刻通り、カルダス・ダ・ラーニャに到着した。言葉や文字も分からないし土地勘も全くないけれど、何とか新たな町に辿り着くことが出来た。ガイドブックの地図を見て今いる場所を確認し、今夜泊る宿を探す。すぐ近くに手頃な値段の宿があるみたい。早速そこへ向かうことにした。

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カルダス・ダ・ライーニャという町はガイドブックに4ページほどしか掲載されていない町。それでも街並みの雰囲気は中々素敵で、ちょっとしたマイナー感も堪らなくいい。バスターミナルを出て南に進んでいくと、次第に活気溢れる町の風景が見えてきた。

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土曜日ということもあってか買い物をする人が多い。1つ1つのお店がとてもお洒落で、大きなバックパックを背負ってテクテクと歩く僕はとても滑稽だろうけど、僕はヨーロッパの小さな町までやってきた満足感がとてもとても大きくてそんなことは気にしない。

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と、ふと見かけたVWのUP!。今この記事を書いている2013年2月3日には日本でもちょくちょく走り始めているUP!だけれど、僕はこの時初めてこの車を見た。石畳の上に展示されている小ぶりな新型車。何だかとても誇らしげに見える。
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レプリカ広場へと続く道を進んでみる。テーブルがたくさん出ているその通りはとても賑やかだが、通りの先はさらに賑やかな様子だ。これってもしかして…

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レプリカ広場の朝市

ガイドブックに載っていたレプリカ広場の朝市!この町に来れる時間から少し様子を見られればラッキーかなー程度に考えていたのだけど、まだまだ全然活気に溢れている様子。朝市とかそういう市場の類は、とりわけNHKとかで放映されるヨーロッパの市場の様子を見る度にとても憧れるわけで、今そういう朝市が目の前に開催されている。とりあえず宿に向かおう。重たい荷物を置いてから朝市に参戦することにしよう。

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ガイドブックの地図を頼りに宿へと向かう。少し狭い路地に入ると、朝市の方へ歩くおじいさんとおばあさんと擦れ違った。そんな狭い路地でも時折車の通行がある。程なくして、外観は全く派手でない小さな宿に辿り着いた。

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本日宿泊の宿、ノヴァ・デルパ

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(L)中に入るとおばちゃんがいた。近所のおばちゃんと何やらお喋りをしている。
(R)ノヴァ・デルパの一室。広い部屋で€20.00。

「RESIDENCIAL」の文字を発見してここがホテルだと分かったが、全く派手さがなく周囲の家々と外観がさほど変わらないから見つけるのに少し苦労した。昨日リスボンで初めて宿に泊まった際はそれなりの緊張感を持って突入していったが、今回のノヴァ・デルパの場合ドアを開けると優しそうなおばちゃんが出迎えてくれたおかげでそんなものは一切感じなかった。僕も昨日みたいにマニュアル通りの今夜泊れますか?的な英語ではなく、「トゥナイト、ステイ、オーケー?」をごく自然に伝えたのみですぐさま部屋の方に案内された。

宿泊代は€20.00で広くて快適な部屋。バックパックを置き、散策できる準備を整えてから再びフロントの方に行くと、おばちゃんは近所のおばちゃんとお喋りをしていた。あぁ、もうなんだか最高の雰囲気。ゆるい。緊張感なんてどこにいっちゃっただろう。チェックインの手続きでパスポートを預けなければならないのだけど、手元にパスポートなしでで歩くことが何となく心配だった。そんな感じでオロオロする僕に、「さぁさぁ、早く外に行って散策してきなさい」と言わんばかりに、僕にパスポートを返し宿周辺の地図を渡してくれた。相変わらず近所のおばちゃんとお喋りするおばちゃん。何だかとっても良い町に来たんだなぁと実感しながら、僕はノヴァ・デルパを出発した。

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そんなわけで活気溢れるレプリカ広場の朝市に突入開始。車の通りが多く余計に活気があるように見える。朝市の開催時間は毎日の7:00~15:00だが、土日は少し早く終わるらしい。朝市というだけあって午前中の方が活気があり、とにかく僕は午前中にくることができてラッキーだと言うべきだろう。

さてさて、朝市観光開始。

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朝市には近郊の村々から運ばれてきた野菜や果物が並ぶ。

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色とりどりの野菜や果物、それを覆うカラフルなパラソル。ヨーロッパの、とある町の市場に今僕はいる。

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(L)何を買おうか悩むほど色んな商品が売られている。(R)ガイドブックに載っていた手作りのチーズ屋さんを発見。

市場の様子を写真に撮りながら、さて何を買おうかしらと買い物客に混ざって悩んでみる。ここはお洒落にパンとチーズとオレンジを買って、どこかで休憩しながら食べようかしら。特にガイドブックに載っている手作りチーズは気になるところ。

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朝市の色彩は豊かで楽しくなる。適当に手に取ったオレンジを買った。

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立派なかぼちゃも!見ているだけでホント楽しい。

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人参。艶めかしい形状とか、葉っぱのパサパサ感が個人的に好き。

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野菜や果物を中心に、チーズやナッツ、手作りのお菓子やパンも売られている。今後小腹も空くだろうと、€1.50のパンを買うことに。見た目的に食べやすそうなスティック状のパンと、チーズは小ぶりなものを選んだ。チーズを買う際ろくにポルトガル語も英語も話せないので「ははは」と笑ったら、お店の人も笑みを返してくれた。

足腰が悪いのか、ずっとイスに座って商売をしているおばさんのところでオレンジを選ぶ。値段が分からなかったので躊躇していると、そのおばさんは汚れた手に小銭を乗せて値段を教えてくれた。適当に買ったパンとチーズとオレンジ、後でどこかでのんびりしながら食べようかな。

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わいわいがやがやと賑わうレプリカ広場の朝市。売り手と買い手のやりとりを見ているだけで楽しい。

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(L)朝市を出発。通り過ぎて行く車に思わず目がいく。(R)派手なBMW。何かのイベントカーかな?

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30分ほど朝市をウロウロしたり買い物をしたりして、時刻は間もなく12:00になろうとしていた。この後の予定としては、今いるカルダス・ダ・ライーニャから隣町のオビドスまで向かう予定。バスで10分ほどの距離を歩いてやろうと考えていたので、事前に日本で地図を用意しておいた。GoogleMapで調べた簡単な地図だが、はっきりとした距離は分からない。それでも道は一本道をひたすら進めば着くようなので、特に心配もしていなかった。

オビドスに向かう前に、朝市で買ったパンとチーズとオレンジを食べようと、近くのドン・カルロス1世公園に行くことに。ガイドブックにも掲載されており、緑豊かな市民の憩いの場と書かれている。レプリカ広場からガイドブックの地図を頼りに歩き始めた。

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(L)車の通りが多い交差点を過ぎて…(R)公園近くで見かけたバイク。

カルダス・ダ・ライーニャは「交通の要衝」でもあるらしい。町と町を繋ぐ道路が通っていて、車の数もまぁまぁ多い。見かける車はほとんどが欧州車だが、時折日本車も通りかかる。

公園の近くにやってきたことはすぐに分かった。左手の景色が住宅街から鬱蒼とした森に変わってきた。丁度公園の入口辺りにボロボロのバイクが停められていた。サイドカバーやエンジンタンクに「EFS」のロゴが。どこのメーカーでどんな車種なんだろう。

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(L)公園の入口。(R)散歩のおじさんに付いて行く。

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ドン・カルロス1世公園 ジェゼ・マリョア美術館

公園の門をくぐると鬱蒼とした森が広がっていた。前を歩くおじさんの後に付いて行くと、木の根っこがまるで階段のように下る小道に差し掛かった。その先には小さな門があり、そこをくぐると公園内にあるジョゼ・マリョア美術館に出た。

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美術館の見学はせずに、ベンチを見つけて腰を下ろした。公園内の池の向こうには、立派な造りの図書館が見える。人も少なくのんびりするには丁度良い場所だ。ただ、雲行きの悪さに寂しい気持ちにもなってくる。静かな公園のベンチで、僕は先ほど朝市で買ったパンを食べることにした。

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(L)朝市で買ったパンとチーズとオレンジ。(R)赤いベンチに腰を下ろして、まったりと。

スティック状のパンは何やら不思議な味だった。食べたことがあるような、ないような。とりあえずあんまり美味しくなかった笑。結局何口かひとかじりしただけで食べるのをやめた。

雨が降ってきた。小雨だが次第に強くなりそうだ。犬の散歩をする赤いセーターのおじさんが目の前を通り過ぎる。少し雨が強くなってきた。雨なんか構わず、ずっと喋りながら美術館の前を歩く夫婦がいた。何か深刻な話でもしているのだろうか。僕もしばらく雨に打たれながらボーッとしていたが、さすがに雨も強くなってきたので屋根のある場所へ逃げ込んだ。

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(L)屋根の下に逃げ込んだ。(R)皆、雨が収まるのを待つ。

不思議な空間だった。

雨はしとしとと降っている。僕はあまりキレイではなさそうな地べたに座り込んだ。散歩をしていた人達が数人、同じように雨宿りをする。相変わらず夫婦は喋り続けていた。

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公園内には美術館関連のモニュメントも多い。

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(L)画家、ジェゼ・マリョア像の前で記念撮影。(R)多分、桜。

雨はすぐに止んだ。美術館関連のモニュメントを見て歩いていると、多分桜だと思うが、何となく日本のそれを思い起こさせる景色と出会った。別に寂しくなったわけではないけれど、曇り空と公園の静けさに、やっぱり寂しくなってしまう。

| @way The Portugal Road.(12/03/01-16) | 13:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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