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Mata Ato De:Taiwan.-3 「天燈と夜のホーム」

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■ Mata Ato De:Taiwan.Index

[2012/08/25(Sat)]
Mata Ato De:Taiwan.-1 「Taiwan Road.2」
Mata Ato De:Taiwan.-2 「平溪線散策」
Mata Ato De:Taiwan.-3 「天燈と夜のホーム」


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(L)18:06頃、平溪駅に瑞芳駅方面の列車が到着。(R)車内はほぼ観光客。

車内はほとんどが観光客だ。ほとんどどころか全てかもしれない。それだけ観光地に特化した路線ということだろう。「そこにしかない光景」や「何気ない日常」を鉄道に求めるのなら、少し嫌悪感を抱く雰囲気かもしれないが、古びた町の風景や暖かい現地の人々と触れ合える「その土地ならではの風景」にも出会えた。初めて台湾を訪れた時は、そういったものに出会えたからまた来たいと思った。

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18:20頃 十分駅 到着

18:06頃平溪駅を発車した列車は、14分ほどで十分駅に到着。外は大分日が暮れ薄暗くなっている。平溪線観光のメイン「天燈あげ」を行うには最高の時間帯というわけだ。

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十分駅で行われるタブレット交換。この光景を日本で見たのはいつだったっけ?

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(L)列車が到着するとホームはごった返す。(R)駅員さんに次の列車の時間を確認して観光開始。

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十分駅で旅程にスタンプを押す。

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十分駅

十分駅のホームから瑞芳駅方面へ目をやると、夜店の灯りが見えた。どうやらそちらに天燈あげを行う場所やお店があるようだ。相方とチンチンは駅員さんに帰りの列車の時間を確認し、僕は旅程にスタンプを押した後、そちらの方へ向かう。

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線路沿いに様々なお店が軒を連ねる。夜市のようで台湾らしい風景だ。

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日が沈み、暗くなればなるほどお店の灯りが眩しくなる。

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「列車が来るまでの間、線路上では天燈あげが行われる」とガイドブックには書かれてあったが、本当に皆線路上で天燈をあげまくっていた。線路沿いには食べ物のお店に加え、天燈を販売するお店もたくさん並んでいる。お店の前では購入した天燈に願い事を書き、それを空に向けて放つ。熱気球の原理で天燈は瞬く間に空高くへと上がっていく。中には花火を取り付けた天燈もあり、「バチバチ」と音を立てながら上がっていくものもあるようだ。さーて、僕らも天燈を買おうか。

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天燈に願いを込める。中には落書きのようなものもあるけど。

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「バチバチ」と音を立てて上がっていく天燈。

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(L)水玉模様のタンクトップのおばちゃんに声を掛けられた。
(R)天燈の色によって願いの種類が違う…みたいなことが書かれてあった。

タンクトップ姿のあばちゃんが現れた。その水玉模様のタンクトップにとても目がいくが、そのおばちゃんのお店で天燈を買うことにした。メニューみたいなのを渡されてそれを見ると、天燈は1つ100元、花火のオプションを付けるとプラス80元らしい。また天燈の色によっても込められる願いの種類が違うらしく、「ピンク ラブ、オレンジ かね」というように一部日本語で解説が書かれてあった。

結局4色タイプの天燈を買い、店頭にある竿に天燈を引っ掛けて筆で願いを書き始めた。さーて、どんな願いを込めようか。

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天燈を吊り下げ、願いを書く準備が完了。さーて、願いを込めましょう。

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(L)書いてる途中ぐらい荷物降ろせよ…と自分に言いたくなる。
(R)お店のおじさん登場。おじさんに手伝ってもらいながら天燈の向きを変え、計4面に願いを書いて行く。

130917-21.jpgそれぞれの願い事を天燈に書く。仕事のことや家族の健康のこと、日々前進、ずっと旅ができる体で…。

2012年4月、僕は社会人になった。入社するおよそ4ヵ月ほど前、その頃といえば初めて台湾に行ったのをきっかけに海外にハマり、インドに行き、うわーもっと語学を勉強して外の世界を見ておくべきだった…と僕はこれまで繰り広げてきたくだらない学生生活に激しく後悔していた。社会に出る前に、何か、この想いをぶつけることを成し遂げなければ一生後悔する。

1つのテーマを設けた。社会に出る前に、何かこう、これまでの怠惰な自分を振り払い、社会人になる自分への誓いというか宣言をしてやる。2012年3月14日、僕は「地の果て」に立ち、そんな願いをぶつけてきた。

…そんなことを思い出す願いを込める夜の天燈あげ。その旅の話は、また別の記事にて。

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天燈に点火。ぶわっと膨らみ、打ち上げ準備完了。

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天燈は一瞬にして空高く上がって行った。その様子を動画で撮りながら、夜空を見上げた。

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(L)まるで夜市のような賑やかさ。(R)天燈を上げる人達で線路がすっかり見えなくなる。

130917-26.jpg少しばかりお店を周った後、賑やかな線路沿いから少し離れたところで休憩。時刻は19:00を過ぎ、辺りはもう真っ暗だ。菁桐駅へと向かう列車が十分駅を発車して行った。あの列車の折り返しが、僕らの帰りの列車だ。それまでもうしばらく待たなければならない。

相方とチンチンは仕事の話をしている。チンチンは相方より少し遅れて就職し、最近になって台北で働くようになったみたい。台北といえば首都であり、チンチンは台中から程近い彰化出身なので、関西から東京に出るような感覚なのかな。チンチンも色々と大変みたいだ。


そんな僕も、この記事を書いている今中々の「状況」だ。情けない話に聞こえてしまうけれど、本当に厳しい。辞めたい、楽したい、地元に戻りたい、この仕事向いてないよな?、何のためにこんなことしてるんだろ?、私生活も乱れどんどん悪循環に…本当に辞めてやろうか?

「ここであきらめたら、もう二度と前に進めなくなる」。「果て」を目指したあの時の旅が、今の僕を活かしている。「日々全身」。あの時天燈に書いた「想い」が、今の僕の原動力になっている。

今までの「旅」が、今の僕を支えている。

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(L)そろそろ帰りの列車の時間。(R)駅のホームでは帰りの列車を待つ人で混んでいた。

19:30を過ぎ、そろそろ帰りの列車がやってくる時間なので駅へと向かう。相変わらず線路上では天燈を上げる人で盛り上がっている。

やって来た列車内はすし詰め状態。瑞芳駅までのおよそ30分我慢しなければならない。僕らの隣でカップルが終始イチャイチャしていた。

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瑞芳駅 20:10頃着

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(L)瑞芳駅に到着。平溪観光を終えた人が台北へ向かう列車に乗り換えて行く。(R)列車を見送り…平溪観光終了。

瑞芳駅に到着。平溪観光を終えた人達のほとんどが、台北へと向かう列車へと乗り換えて行く。僕と相方はここから東周りに南を目指すので台北とは反対の方向へと向かう列車に乗る。つまりここでチンチンとはお別れということだ。

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(L)花蓮行き列車が入線。(R)ありがとうチンチン。また会いましょう。

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瑞芳駅 20:17発 <自強号>

20:17発、花蓮行きの自強号が入線してきた。チンチンと握手し、「お互い素仕事頑張ろう!」を励まし合い別れた。ありがとうチンチン!また遊びに行きます。

自強号は指定席なので、切符に書かれた番号の席に座る。ほぼ定刻通り、自強号はさらに南へと出発した。

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花蓮行き 自強号の切符。

今日は花蓮までは行かず、途中の蘇澳新駅で乗り換える。予約している宿は蘇澳新駅から一駅分だけ伸びる盲腸線の終点・蘇澳駅の近くにある。そろそろ旅の一日目の終わりが見えてきた。

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21:44頃 蘇澳新駅 到着

雨が降っていた。21:44頃蘇澳新駅に到着。蘇澳新駅は宜蘭線(ぎらんせん)と北廻線(ほくがいせん)の分岐点にある。宜蘭線の終点はここから一駅離れた盲腸線の先、蘇澳駅だ。北廻線が開通し分岐点となる前は南聖湖駅という駅名だったらしい。

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(L)階段を上り改札口の方へ。(R)駅員さんに列車の時刻を確認。

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バックパックを背負い、ホームの階段を上って改札口へ。この駅では蘇澳行きの列車を待つほかすることがない。相方が駅員さんに列車の時刻を確認したり、トイレを済ませたりして、シンと静まり返った駅で列車を待つ。蘇澳新駅は貨車の留置線が何線かあり、その中に魅力的な車掌車なんかも停まっていた。

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雨が降る夜のホーム。駅のホームには僕らと、ベンチで2人ほど列車を待っている。何とも言えない旅情を感じた瞬間だった。

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(L)22時過ぎ、蘇澳駅へと向かう列車が到着。(R)たった一駅だけの乗車。

青色の電車がやって来た。時刻はもう22時を過ぎている。車内はガラガラ、たった一駅だけの乗車だがロングシートの座席に腰掛ける。5分ほどで終点、蘇澳駅に到着した。

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(L)蘇澳駅に到着。(R)電車で一緒だったおばちゃんに蘇澳名物の肉まんをいただきました。

22:08頃、本日の終着点蘇澳駅に到着。僕が日本人の旅行者と分かってか、一人の気さくなおばちゃんに声を掛けられた。こういう旅の出会いは嬉しい。おばちゃんは手に持っていたビニール袋に入った肉まんを僕と相方それぞれにくれた。相方曰く花蓮名物の肉まんらしい。普通より一回り小さいサイズだが、中身がぎっしり詰まっていてすごく美味しい!肉まんと思い出をありがとうございます。因みに花蓮は明日訪問する町だ。

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蘇澳駅

雨は上がっていた。ここから宿まで歩いて20分ほど掛かるようなので、雨が止んでくれて本当に助かった。蘇澳駅は煉瓦造りの駅舎が立派だ。駅前にはタクシーが客待ちをしているが、僕らは歩いて宿まで向かう。夕食はコンビニで適当に購入したカップ麺、それからビールとチューハイに日本から持ってきたお菓子で酒盛りとしましょう。相変わらず台湾のコンビニ店内に充満するお茶タマゴの匂いには慣れない。

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途中でコンビニに寄り夜食とビールを購入。

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今夜の宿 民宿「蘆媽媽」

22:30過ぎ、少し迷いながらも何とか宿に到着。「蘆(多分名字)のママ」という名の宿は普通に一般家庭のようて、その「ママ」とペットのワンちゃんが出迎えてくれた。宿泊者名簿に相方が記入し、ラーメン用のお湯をもらって部屋へ向かう。あ~、ようやく到着した。

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(L)ママとワンちゃんに出迎えられ…(R)部屋は結構広い。

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(L)コンビニで買ったカップ麺と…(R)日本から持ってきたお菓子で乾杯。

お風呂とベランダが繋がっており、下手をすれば素っ裸でベランダを歩くことになる不思議な構造だった。そのベランダには小さなクワガタがヒョコヒョコと歩いていた。

シャワーを浴び、コンビニで買った台湾啤酒と日本でチューハイで乾杯。旅の1日目が終わった。社会人となって初めての海外旅行。明日も良い出会いがありますように。

| Mata Ato De:Taiwan.(12/08/25-29) | 22:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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