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Mata Ato De:Taiwan.-5 「夏、花東線」

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■ Mata Ato De:Taiwan.Index

[2012/08/25(Sat)]
Mata Ato De:Taiwan.-1 「Taiwan Road.2」
Mata Ato De:Taiwan.-2 「平溪線散策」
Mata Ato De:Taiwan.-3 「天燈と夜のホーム」

[2012/08/26(Sun)]
Mata Ato De:Taiwan.-4 「夏を漕いで」
Mata Ato De:Taiwan.-5 「夏、花東線」


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蘇澳新駅 9:45発<自強号>

海側の席だった。台湾を東周りに鉄道で旅する場合、進行方向に対して左側のシートならば太平洋の車窓を満喫できる。丁度そちら側に座ることができ、僕らを乗せた自強号は花蓮まで向かう。

花蓮。台湾に行くならば、是非行ってみたいとずっと憧れていた場所だ。その地名を知ったのは映画「トロッコ」を神戸元町の映画館で見た時だ。芥川龍之介の「トロッコ」を台湾を舞台にリメイクした作品で、ロケ地に花蓮が選ばれた。映画に写る美しい花蓮の風景、映画のようにトロッコには出会えなくとも…是非一度行ってみたい、そうずっと思っていた。

台湾の東側の鉄道は災害に見舞われることが多く、運休も日常茶飯事に起きてしまうそうだ。僕が1年前に初めて台湾に行った時も、その理由で東側の鉄道には乗ることができなかった。しかし鉄道も復旧し、今夏ようやく東周りの鉄道を旅する機会に恵まれた。それでも学生時代とは違って時間も限られており、花蓮や台東を十分に見て回る時間は取れなかった。それでも、今まで憧れていた場所に行くことができるのはやっぱり嬉しい。

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北廻線の車窓

夏色の太平洋が見えた。素晴らしい。

花蓮駅までの車中、先ほど民宿のママに買ってもらった「おこわ」のおにぎりを食べた。味がしっかりと付いていて思いのほか美味しい。

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暫く美しい太平洋が続いていたが、途中水害で流された橋が見えた。

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「夏を行く。」 こういう車窓に出会えると、もっともっと世界の鉄道を旅したくなる。

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(L)自強号車内の様子。座席は広々としており快適だ。(R)花蓮駅に到着。

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花蓮駅 10:42着

晴天の花蓮駅に到着した。自強号の終着駅でもあるので、乗客は全て花蓮駅で下車。駅構内は広く、様々な種類の列車や機関車、貨車が留置されている。機関車の機回しなんかも行われており、興奮させてくれるシーンが盛りだくさんだ。

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R150形ディーゼル機関車。東部幹線を中心に活躍。は、鼻血が…。

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E300形の機回し。渋すぎる。

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花蓮駅まで乗車した自強号の並び。この先頭車両もE1000形という電気機関車。
思ったより流線型でなく丸くて、相方が「思ってたより可愛いね」と呟いてた。


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車掌車…なのかな?かっこいい。

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(L)運転士さんに列車の時刻等を確認。(R)花蓮駅は賑やかだ。

暫く花蓮駅構内の鉄道達に夢中になった後、花蓮駅の改札口を抜けた。相方がやたらと荷物の多い運転士さんに列車の時間等を確認する。駅を出ると観光客等で賑わっていた。

130924-16.jpg当初の計画ではタクシーを利用し花蓮周辺を巡ってみるつもりだった。というわけで花蓮駅前のタクシー乗り場でウィッシュの運転手さんに聞いてみると、花蓮をたくさん周りたいのであれば1日は必要で、1組のお客さんに1日も接客できなと断られた。運転手さんか、相方か、どちらか提案したのかは分からないが、近くに行けば「七星潭」という海があるらしくそこぐらいなら連れて行ってあげるよとのこと。今日はさらに南の台東で宿泊する予定なので、花蓮を1日周れる時間は無かった。というわけで相方と相談し、タクシーに乗りその海に行ってみることに。

「最初は断られたけど、優しい人だったよ」と相方はタクシー運転手の馬さんに僕が日本から来たと紹介してくれた。馬さんは知っている日本語を話してくれたり、自分は先住民の子孫だ、なんてことも教えてくれた。そういえば顔立ちも何となく漢民族っぽくない。何かの旅の本で、南に行けば行くほど先住民の世界に入っていくと書かれていたけれど、本当にそうみたいだ。

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馬さんの運転で七星潭を目指す。

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南国の雰囲漂う花蓮の景色。ようやくここまで来れた。

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(L)花蓮駅から10分程走ると七星潭に到着。(R)海近くのアイス屋さんでマンゴーアイスを購入。

駅から10分ほど走るとウィッシュは停車。「ここで待っといてあげるよ」と馬さん。僕らはタクシーから降り、七星潭に向かった。海の近くのお店でマンゴー味のアイスを購入。さぁ、海に行こう。

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(L)七星潭は遊泳禁止で、人は極端に少ない。(R)マンゴーアイス。溶ける溶ける。

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七星潭

波が荒かった。そのために遊泳禁止らしいが、それ故に美しかった。

砂浜ではなく、つやつやとした石が浜辺となっている。カラフルな石が波に流され、まるで宝石のよう。素足になって、歩いてみた。僕は今、夏の中にいる。

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夏、花蓮。

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(L)カラフルな石が波に流される。(R)カップルの写真を撮ってあげる相方。

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観光客は少なく、とても綺麗な海だった。遊泳禁止というのが頷けるほど波が荒く、浜辺を歩いているとすぐに波が押し寄せズボンがずぶ濡れになった。その様子を見て笑う相方。相方は途中、カップルの記念写真を撮ってあげていた。

130924-26.jpg「楽しめた?」と、ウィッシュの方に戻ると馬さんが聞いてきた。ウィッシュのトランクに荷物を載せ、七星潭を出発。折角花蓮まで来たんだから…と、馬さんの御好意で花蓮名物の「肉まん」のお店へ連れて行ってくれることに。ありがとうございます。

七星潭を出発し途中花蓮空港沿いなんかを走り、再び駅近くのような活気溢れた町に入った。「あそこが美味しいお店だよ」と馬さんオススメの肉まんのお店に到着。オススメだけあって、人だかりができている。花蓮の肉まんといえば、昨日の夜蘇澳駅で出会ったおばさんからいただいた美味しい肉まんだ。馬さんは適当な場所にウィッシュを停め、僕らは肉まんを買いに行った。

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馬さんオススメの肉まんのお店 「公正包子店」

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看板に書かれた「24H」の文字と、店頭に積み上げられたせいろに気合いを感じる。ネットで色々と調べてみると、花蓮の肉まんは結構有名なようで、今回訪れた馬さんオススメのこのお店がやはり取り上げられていた。

130924-29.jpgアッツアツの肉まんを購入し(値段は1個15元ほど)、再びウィッシュに乗って駅まで向かう。それにしても24時間営業というのは、こういうお店では初めて知った。

花蓮駅に戻ってきた。馬さんにお金を払い、お礼を言う。と、ここで馬さんがウィッシュのトランクから何かを引っ張り出してきた。肩に提げるカバンのようで、どうやら先住民伝統の品らしい。それを僕の首に掛け、馬さんと記念写真を。因みにそのカバンはもらえるのかと思いきやすぐさま回収された。

先住民の子孫、馬さんとの出会いで花蓮では良い思い出が出来た。馬さんのウィッシュを見送り、僕らは花蓮駅へと向かう。

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ありがとう、馬さん。良い思い出となりました。

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花蓮駅

時刻は12:30を周っていた。どうりでお腹も空くわけで、先ほど購入した肉まんに加え、駅のセブンイレブンで冷麺と、相方オススメの花蓮名物っぽい和菓子のようなお菓子を買った。

駅で台東まで向かう自強号の切符を購入、花蓮駅からは花東線を南下、一気に台東まで向かう。

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花蓮駅で列車を待つ。お腹空いた。

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(L)ディーゼルカーの自強号が入線。(R)台東までの約2時間半の旅が始まる。

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花蓮駅 12:42発<自強号>

花蓮駅から台東駅までは約2時間半の道のりだ。非電化区間となるので、やって来た自強号もディーゼルカーだ。形式はDR3000系という車両。主に東部幹線で活躍する車両らしい。見た目は昨日平溪線で乗車した各駅停車の列車っぽいが、車内はクロスシートで快適だった。

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(L)車内で肉まんと冷麺の昼食。鉄道の旅といえば車内飯。(R)相方オススメの和菓子っぽいお菓子。


130924-38.jpg車窓はとにかく雄大な山々や川が流れて行く。海は見えないがそれでも素晴らしい景色だ。

徐々に先住民の世界に入っている実感があった。僕らの後ろに座っている若い男の子や、前の方に座っているが顔を覗かせている女の子の顔立ちに、先住民の雰囲気が漂っていた。

この記事を書きながら色々と調べてみると、どうやら「先住民」と漢語で表記すると「すでに滅んでしまった民族」という意味になるらしい。僕がこの時実感しているように、先住民は台湾東部に多く住んでおり、様々な先住民がいる中で「アミ族」が約18万人と最も多い。因みに花蓮には約9万人が、台東には約7万9000千人の原住民が住んでいる。普段触れ合うことのないそんな世界に、やはり旅は面白いと実感する。

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花蓮までの車窓とは違い、山が広がる車窓。

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先住民の顔立ちの女の子と目があった。そういう世界に、今いる。

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山に川。海は見えないが、雄大な景色が続く。

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(L)台東駅に近付くと、車両基地が見え始めた。(R)台東駅に到着。乗客は降りる支度をする。

暫く爆睡していた。随分と乗客は減り、外の景色は車両基地が広がっていた。全く聞き取れない車内放送が流れ、どうやら台東駅に到着するらしい。前に座る女性旅行客グループに続き、僕らも下車の準備を始めた。

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台東駅 15:17着

随分と長時間乗車していた感覚に襲われる。花蓮で乗車した頃には昼間の太陽がサンサンと照っていたが、もう随分と日が西に傾いている。非電化の台東駅の空は広かった。周辺に魅力的な列車が見えるから、少し撮影してから駅を出ようか。そんなことを相方に言うまでもなく、「ゆっくり撮ってね」と相方は僕が写真を撮り終えるのを待ってくれていた。

| Mata Ato De:Taiwan.(12/08/25-29) | 18:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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