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@way The Vietnam Road.-2 「異国の寝台列車」

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◼︎@way The Vietnam Road. Index

[2012/09/15(Sat)]
@way The Vietnam Road.-1 「無計画」
@way The Vietnam Road.-2 「異国の寝台列車」

[2012/09/16(Sun)]
@way The Vietnam Road.-3 「雨上がりの朝」
@way The Vietnam Road.-4 「ビーチを歩いて」
@way The Vietnam Road.-5 「スコール」

[2012/09/17(Mon)]
@way The Vietnam Road.-6 「サンライズ・バックパッカー」
@way The Vietnam Road.-7 「ニャチャンの朝」
@way The Vietnam Road.-8 「チョコレート・ファイター」
@way The Vietnam Road.-9 「オートバイ・ファイター」


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相変わらず雨は降り続けている。雨具を装備したオートバイが駆け抜けていく。

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つい先ほど僕も道端でお粥を食べたけれど、やはりアジアと言うべきか。
当たり前のように、このような光景が続く。

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「雨具」と「カブ系バイク」。

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(L)再びベンタイン市場に戻ってきた。(R)雨の中、無数のオートバイが駆け抜けていく。

時刻は丁度17:00を過ぎようとしていた。再びベンタイン市場まで戻ってきたが、やはりここが今自分のいる場所を確認するのには非常に分かりやすい場所だった。相変わらずオートバイの数がすごい。市場の中は外国人の姿も多く見かけるし、かなり混沌とした雰囲気だ。

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ベンタイン市場

市場の中はまるで迷路のようだ。市場の外も様々なものを売る商人が行き交っている。相変わらずサングラスを売るおじさんはウロウロしているし、ガイドブックにも「スリやひたくりが多い」と書かれているのであまり長居をしたくない場所だ。少しだけ中の様子を撮り、地図で確認したサイゴン駅へ向けて歩き出す。

帰宅ラッシュなのか、つい先ほどよりもオートバイの数が多い気がする。気がするどころか渋滞状況がとんでもないことになってきた。地図を確認しながら歩いていく。ニューワールドサイゴンホテルを通り過ぎ、道端の標識を確認。駅へと向かう「8月革命通り」を歩いていく。

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雨の街と…

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犬と鶏と…

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鶏と渋いカブ。本場のベトナムキャリアが装着されてます。

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交差点は恐ろしい状況になる。雨の日にこんな道路状況でも、平気でニケツするから感心する。

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イェ〜イ!

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ブーンと駆け抜けていく。

150418-1_20150418162813d64.jpgガイドブックの地図を見る限り、このまま8月革命通りを北西に進めばサイゴン駅に到着できそうだった。しかしあまりに多いオートバイの数にまっすぐに歩いていてもすぐにどこを歩いているか分からなくなってくる。

突然話しかけられた。何となく気にはなっていたが、僕の前を歩いていたピンクの上着を着た髪を結んだ女の子。まさか向こうから話しかけてくるなんて予想外で、一応警戒もしてみたが普通の女の子っぽかった。かけられた言葉は覚えていないが、何となく「どこへ行きますか?」的な言葉で、とりあえず僕も最悪の片言の英語で「駅に向かっている」と言うと、「そこまで一緒に行ってあげるよ」と言われた。雨の中、傘も差さずにオートバイが駆け抜けまくる横をトボトボとバックパックを背負って歩く僕があまりに哀れだったのか、それとまぁ年齢も近そうだということもあってかこのような展開になった。先ほど運賃をボラれたタクシーでの一件。ベトナムってちょっと…という印象も、こういう旅の出会いですぐに改善される。

ガイドブックに載っていた簡単なベトナム語で話しかけてみる。彼女は学生で、名前を「トレイ」と言うらしい。名前の書き方をガイドブックのメモ欄に書いてもらった。僕の名前をローマ字に書き、一応自己紹介。年齢を聞かれたので「22(当時)」と答えると、「同い年!」と言ったかどうか分からないが、そんな感じの反応だった。僕があまりに多いオートバイの数に大げさに驚くと、彼女は笑ってくれた。

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(L)オートバイが行き交う道路を横断する。命がけ。(R)駅までの道を聞くトレイ…って知らんのかい。

交差点を渡る。信号があり青になったら渡りましょう!という交差点ではない。縦横無尽に迫ってくるオートバイの中をするすると避けながら渡る。男として、オートバイが迫ってくる側にいなければ…と思いながらも、トレイが現地民の力を発揮して逆にその役割を果たしてくれた。迫り来るオートバイの群れをくぐり抜ける際、時折僕の手を引いてくれる。浮気心等微塵もなかったが、優しい人との出会いは嬉しかった。

サイゴン駅からは寝台列車に乗る予定で、乗車前に何か飲み物を買っておきたかった。途中飲み物を売っている店を見つけたのでトレイに買いたいと伝えると、うまく伝わらなかったのか、「僕はここまで来ればあと一人で行ける」と誤解されたのか、「じゃぁグッバイ」とトレイが立ち去りかけた。いやいや、そうじゃなくて…と、仕方なく飲み物を買うのを諦め再びトレイに付いていく。

途中、椅子に座っていた道端のおじさんに駅までの道を聞いているようだった。てっきり駅までの道を把握した上で僕を案内してくれているのかと思いきや、分かってなかったみたい。

次第に暗くなってきた。駅まで大分近づいてきたようだった。
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オートバイと緑色のタクシー。雨のベトナムを駆け抜ける。
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次第に暗くなってきた。夕刻。旅してるなーと感じる瞬間。

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サイゴン駅

サイゴン駅に到着した。駅前は異国の駅らしい広い駅前広場を有しており、その広場に入る際に門兵が待ち受けていたので少し焦る。気にせずそのまま広場に入ると、「Ga Sài Gòn(サイゴン駅)」と書かれた駅舎が目に入った。着いた。

今度こそトレイとお別れだ。最後に写真を撮ろうとカメラを取り出すと、やたらと恥ずかしながら髪を整えていた。2枚ほど写真を撮り、「Cám ơn!(ありがとう!)また会いましょう!」と言ってトレイと別れた。
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(L)サイゴン駅に保存されていたSL。煙よけが奇抜。
(R)駅の待合室でバックパックを下ろす。さて、ここからどうするか…。

サイゴン駅は大混雑とまではいかないがそれなりに人はいた。駅の待合室に入ると左手にコンビニ、右手にロッテリアがある。切符を買う場所、改札口の場所も分かった。さて、この後の計画をどうするかだ。

駅に到着したのは17:45頃。全くこの後の計画を考えていなかったので、とりあえず駅の時刻表と睨めっこ。どこに行こうか…帰りの電車は大丈夫か…、結局19:00前までこの後の計画に悩んだ。ファンラン…タップチャン…うーん、駅から観光できる場所まで遠そうだ…って帰りの電車ないし…。

結局リゾートビーチメインであまり興味のなかったニャチャンに行くことに。海も近そうだしホテルもいくらでもあるだろう。さーて、切符購入の交渉に入ろうか…。

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サイゴン駅待合室。ロッテリア、コンビニもあり、食事・買い物には困らなかった。

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(L)アオザイを着た駅員さん。今晩出発する列車が書かれている。
(R)柱に掲示されていたこの時刻表と小一時間格闘。

時刻表で確認した希望の列車の時刻と駅名を旅ノートに記入し、それを見せながら片言の英語で切符購入を試みた。が、第一希望の朝8:19ニャチャン着は売り切れており、しかも帰りの列車も無理だよーみたいなジェスチャーをされマジかーと焦ったが、サイゴン20:00発もしくは23:00発の列車ならOKと言われたので、柱の時刻表で確認した後再度交渉を実施。一番端っこにいた優しそうなメガネの女性に声を掛ける。希望の列車の時刻を告げると、「Sleep?」と、合わせた両手を頰につけ睡眠のジェスチャーをしてくれた。あぁなるほど、寝台列車にするか?ということか。列車の時刻的に行きは真夜中、帰りは真昼間だったので、行きは寝台列車、帰りは「Seet?」と座るジェスチャーで説明をされた座席の列車を選択。切符を入手できた。この時の感動は今も忘れない。

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サイゴン〜ニャチャンの往復切符。かっこいい。

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(L)サイゴン駅のトイレ。入り口におばちゃんがいて、大きなトイレットペーパーを持っていた。
(R)駅の待合室にはマッサージチェアも。

列車は20:00発に決まった。さーて、まずはトレイに行って…と、駅のトイレに行くと入り口におばちゃんが腰掛けていて、まるでキッチンペーパーの超ロールが長い版のようなトイレットペーパーを抱えていた。なるほど、有料なのね。

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駅の外を見ると、ものすごいオートバイの数。バイクタクシーや、迎えの人々っぽかった。

用を足し、駅のロッテリアでご飯を食べることに。レジの女の子に、コーラ・バーガー・チキンのセットを適当に指差し注文。ここで食べますか?と聞かれたが意味が分からず、結局ジェスチャーで教えてくれた。意味が分かると嬉しくなるもので、笑顔でOK!OK!と答えると笑ってくれた。2人掛けの座席に座る。ネット環境はあるのかな?と、先ほど駅の待合室でwi-fiを確認するとロッテリアの名前っぽいwi-fiが表示されていたので、注文したセットを持ってきた店員さんにパスワードを聞くと「1,2,3…」と僕のiPhoneのキーを押してくれた。早速家族や友人に連絡。どこにでもネット環境はあるもんだなぁ。

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注文したセットと、wi-fiパスワードを教えてくれた店員さん。

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(L)列車内での夜食等を買うため、駅のコンビニへ。ベトナム版「サークルK」。
(R)一番左の「SAPPORO」も気になるけど、ベトナム南部を代表する銘柄「333(バーバーバー)」を購入。

セットの肉は意外に食べにくく、付属のフォークとナイフでなんとか食らいついた。結局微妙に満腹感が無いまま店を出て、待合室を挟んで反対側にあるベトナム版サークルKで寝台列車内での夜食等を購入することに。レジは女の子で、僕が飲み物を選んでいると店員と思われるおじさんが店の奥へと歩いて行った。再びそのおじさんが店内に戻ってきた時、そいつとぶつかりそうになった。あぶねー。

ベトナム南部を代表するビール「333(バーバーバー)」と、豆のおつまみを購入。と、気がつくと意外に時間が過ぎており、急いで改札口へ向かった。

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ニャチャン行きの切符。さて、異国の列車旅が始まる。

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改札を抜けるとすぐにホームに出た。これから出発する列車の番号と時刻を表示した案内板が光り輝く。列車番号SNT2ニャチャン行きは1番ホームから。そのホームは絵の前にあり、これから乗る寝台列車は既に入線していた。

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列車の入り口には係員の女の子が。ラフな服装がアジアの駅員らしい。

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ホームに高さが無く、ステップを登るように列車に乗り込む。
いかにもアジアの駅という雰囲気。自分が今このような旅ができている事実が信じられないくらい興奮した。


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(L)最後尾の客車。使い込まれた客車の、テールライトの赤がカッコよすぎる。
(R)一旦乗り込み、お次は先頭車両へ。

この列車が僕が乗車する列車で間違いないかどうか一応女性の駅員さんに聞いた。また、事前に読んだ下川氏のベトナムガイドブックには切符の見方も書かれており、「Toa」の意味は「車両番号」で、僕が持つ切符の「Toa5」は「5号車」を表しておりその客車へ向かう。使い込まれたアジアの寝台列車。最後尾のテールライトが赤く、渋く輝いていた。5号車入り口前には男性係員が立っており、確認した後車内に乗り込んだ。一旦乗り込んだもののすぐさま三脚をセットして外へ出る。男性係員に出発まであと10分あることを確認し先頭車両の方へ。記念撮影を撮らなくては。

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(L)牽引機の前で記念撮影していると…(R)若いイケメンの係員さんがやってきて一緒に記念撮影。

牽引機は緑色のディーゼル機関車。わーい!と寝台列車の客車を牽く牽引機の前で記念撮影をしていた時、若くてイケメンの係員が三脚にセットしたカメラの写真を興味津々に覗き込んできた。一緒に記念撮影を撮ろうと「ウィズミー!」と声を掛けると、「シャッターを押してくれ!」と言われたと勘違いしてか僕のカメラを触り始める。そのおかげで面白い写真が一枚撮れたが、「ユーアンドミー!」と言うとようやく伝わり一緒に記念写真を撮った。なぜか彼だけ線路に降り、僕よりも少し低い位置で肩を組んで撮影した。発車間際の忙しい間のこの緩さがアジアらしくて最高。その若い係員さんの上司っぽいおじさんも近寄ってきて、一緒に写真は撮れなかったがカメラを向けると笑顔で写真に写ってくれた。

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カメラを向けるとピースと笑顔。出会ってくれてありがとう。

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客車の中には2階建車両もあり、車内は寝台ではなく通常座席だった。しかも満員御礼で。

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(L)すぐに車掌さんが切符拝見。(R)向かいの寝台には女性が2名乗車していた。

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(L)寝台列車で味わう333ビールとおつまみ。最高。(R)旅の記録を書いて…おやすみなさい。

列車に乗り込む。自分の寝台のある扉を開くと、向かいの寝台の下段におばさん、上段に若い女性が既に乗車していた。女性だけの空間に男の自分?と、一瞬間違えたかな?と上段の女性に「合ってます?」的なジェスチャーをすると「OK,OK」と答えてくれた。バックパックを下ろし、ようやく寛げる…と思った瞬間列車は動き出した。

車内は思いの外設備が整っており驚いた。1ルームに4ベッドあり、上下ベッドそれぞれ向かい合っており、その間にはテーブルがあった。テーブルの上にはミネラルウォーターが用意されており、さらに花と電話が置かれておりさらには電源まで。各寝台には当たり前のように読書灯もあり、今ではほとんど無くなってしまった日本の寝台特急に引けを取らないほどの設備で驚いた。

ドアが開いた。駅員だった。「ドアを開けたままにしといて」という意味だろうか、一旦はそのことを告げて立ち去っていったが、再びやってきて切符拝見を行った。

車内販売のおばさんが通った。上段の若い女性がそのおばさんと何かを話している。その後ドアの近くでずっと待っており、やがて「フォー」が運ばれてきた。これを待ってたのか。その女性は携帯電話を充電しながら、フォーを食べ始めた。

僕も333ビールを開けた。正直下段のおばちゃんが結構睡眠モードで気を使っていたが、最終的には普通にビールを飲みながら豆のおつまみをつまんでいた。うめー。フォーを食べている若い女性と片言ながらも少し話した。これから向かうニャチャンが素晴らしいビーチであること、日本語を少しだけ喋れること(結局「こんにちは」しか聞かなかったが)、ドイツに日本人?の友達がいること…など。

途中、さらにもう一人の女性が駅員に連れられてやってきた。大きな荷物を駅員に運んでもらい、僕の上の寝台に潜り込んで行った。

若い女性がアクビをし始めた。おばさんも寝始めた。僕も寝台のカーテンを閉じ、たった今起きた旅の記録を綴ってペンを置く。僕は今、ベトナムで寝台列車に揺られている。その事実をどう噛み締めていいのか分からないくらい旅情を感じていた。

| @way The Vietnam Road.(12/09/15-17) | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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